シミ治療と漢方薬について

多くの女性を悩ませる肌のトラブルがシミです。皮膚は、表皮と真皮の二層になっており、表皮の一番下には基底層という細胞があります。この基底層にメラノサイトという細胞が存在しています。肌に紫外線を浴びると、このメラノサイトが活発になります。

そして、メラニン色素を作るのです。メラニン色素は、紫外線から皮膚を守るのですが、過剰になると色素が溜まってしまい、シミとなるのです。紫外線だけでなく、炎症後もメラノサイトが活発になりメラニンを生成して、シミができます。シミには、老人性色素斑や肝斑などの種類がありますが、日本人で一番多いのが、老人性色素斑です。

シミの治療では、光やレーザーを使った治療方法や、レチノイン酸クリームなどの塗り薬が有名です。健康保険が使える治療もありますが、健康保険が使えないケースもあります。色素沈着の改善には、漢方も有効です。漢方では、肌トラブルに関する要素は血で、血液やホルモンを指します。

血が滞ってしまい、スムーズに循環しなくなることを、お血と呼びます。お血になると、血の流れが悪くなるので、月経不良や肩こりなどの症状が出てきます。そして、皮膚の代謝もスムーズに行われなくなるので、色素沈着や湿疹、ニキビなどが肌に出るケースが多くなります。漢方薬を使って血の流れを改善すると、皮膚の代謝が上がり、皮膚を健康にすることが可能です。

漢方薬は、体に優しいので、漢方薬を好んで使う人も多いです。

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